マネジメントシステム

HRMとAI(あなたの仕事は奪われるか)

先日、「HRMとAI」というドキュメントを書いた。

HRMとAI

それに関連して思うことを。

■ 給料を決めるモノ

いろいろなサイトを眺めている。
その中で下記の記事を見つけた。

あなたの仕事と給料が「AI」に奪い取られる日 生産性が上がっても給料が上がらない理由

人工知能によって20年以内に人類の仕事の49%が消滅する」という研究が2014年にオックスフォード大学から発表されて以来、AI失業が起きるという脅威論とAI失業は起きないという楽観論の議論が活発になってきた。

で始まる短文はそれほど中身の濃い話ではない。
面白いのは、表題にあるように「給料が上がらない理由」という論点だろう。

AIの導入により仕事の質はどう変わるのかということと給料の話は関係ない。厳密には仕事の質が変われば給料が変わるかもしれないが直接の因果関係はない。

AIが導入されようとされまいと、技術の変遷とともに仕事のやり方は変わるし、必要の無い仕事も発生する。

電話交換手は今では職業としては存在しないだろう。

エレベーターガールはかつて花形職業だったが今はほとんど見ることはない。

寿司職人も、自動の寿司製造機に取って代わられているかもしれない。
一方で、プロフェッショナル性が強い人材は求められている。

かつて高給取りであったタクシー運転手は低賃金の代表のようになっているし、プログラマーも今でも高給かもしれないが、かつてほどではない。

すでに述べたようにRPAによりホワイトカラーの仕事の大部分はシステムに取って代わられるかもしれない。AIにより、管理職はいらなくなるかもしれない。

音声入力とセンサーは物理的な機器の構成を変えてゆく。
最先端のトイレでは、ライトをつける必要は無い。
トイレの洗浄も勝手にやってくれる。

確実に世界は変わってきている。

あなたが今やっている仕事は不要になるかもしれない。
しかし、あなたが必要でないというわけではない。

では、いくらもらえるのか?
その金銭的価値は市場が決めることになる。

誰にもできない仕事を行い、それが誰かにとって価値があれば高い給料になるし、逆に誰でもできる仕事で、そこそこの価値しか生み出さないのであれば給料は安くならざるを得ない。

AIが導入されようがされまいが、技術が高度化しようがしまいが、結局「その仕事はどんな価値がありますか?」への回答が給料を決める。

さて、会社に与えられた仕事に疑問を持たないでやり続ければ、その先には崖しかないと考えた方が良い。

これは、組織もそうだ。
人事制度を戦略的に考えるということは、結局は自分自身の価値をどう生み出すのかということにもつながる。

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