最近の話題の中で賃金シミュレーションを行うに当たって配慮すべき事項に嘱託の移行の問題がある。
これまでの嘱託の考え方は、いったん退職して継続雇用としそれまでの給与を半額程度にするといった処置が多かったのではないか。
そのため従来の賃金シミュレーションでも定年と同じ扱いにしており計算対象としてこなかった。
しかし、昨今の議論の中で、そもそも定年の考え方自体が変わろうとしている。
定年という考え方を無くし継続雇用を前提とした時に賃金シミュレーションでも下記の対応を行う。
(1)従来の賃金体系の延長線上に設計する
例えば、年齢給、職能給、手当などを一般社員と同じように支払う。
ただし、年齢給の停止、昇給の停止、手当の金額調整などは起こりえる。
(2)1年ごとの年俸制で支払う
嘱託社員に関しては、一定年齢以上は対象者とし、役職や職種、資格等級などで固定金額を支払うように設計する。
その他、個別企業ごとに対応が必要になる時には調整を行う。
2018/10/24 記載
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