先日、下記の記事について少し感想めいたことを記載した。
コンビニ、省人化競争そろり
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/15/depth/121701325/?ST=pc
この記事について、知人から下記のコメントをもらった。
最近スーパーにセルフレジが増えていて、省人化にはなっているのだろうが、待ち時間短縮にはあまりなっていないように思う。
家内などから話を聞く限り、セルフレジはあまり評判は良くない。ヒトがいないという不安感が先行し、操作に慣れない人は結局店員を呼ぶ羽目になり、まだ効率化とはほど遠い部分もある。
ただ、私はこれはまだ未完成なのだと思う。
もう一度買い物というプロセスを見てみよう。
- スーパーまで買い物に行く(移動)
- 商品を選ぶ(探す)
- レジまで持って行く
- 会計する(財布からお金を取り出す)
- 買い物袋に入れる
- 家まで持って帰る
移動そのものは別の問題だとして、途中の過程はいろいろ問題がある。
記事の論点が「人手不足」「省力化」に目が行っているが、私自身はもっと別の目で見ている。
上記のような買い物プロセスはおかしいのではないか。そう思ったのは、自分自身のハンディキャップのことがある。先日、背中の脂肪腫の切除の手術を受けて、しばらくは右の腕の可動域が狭くなり、片手でいろいろしなくてはいけなくなった。また、自分自身で料理を考える機会ができたことも要因にある。
また、これ以外のハンディキャプ(聴覚障害、視覚障害など)を持った人も買い物には不便を伴うだろう。
そうして買い物をすると、食材を探すのに苦労する(どこに何があるかわからない)、レジでお金を出すのに苦労する(片手で財布をあけられない)、買い物を袋に入れにくい(レジ袋を片手であけるのは困難)という目に遭う。
これらはすぐに解決できるわけではないが、いつか変わるかもしれない。
こんな未来は想像できないだろうか。
- スーパーに入るときに決済用のクレジットカードを確認し出るときに自動決済をする・
- カードを認識すると買い物籠が近づいてきて利用者の後ろをついてくる。
- コンシェルジュが買い物の相談を受けてくれる。
- ハンディキャップ者に対しては必要に応じて手を引いてくれ、品物をとってくれる。
- その場にないものは、バックヤードから品出ししてくれる。
- 入り口には託児所があり、買い物の間、子供を預かってくれる。
- 買い物が終わると、自動的に袋詰めしてくれる。
技術的にはできないことはない。
思い出してほしいのだが、40年前には、電車に乗るのにまだ切符を買っていただろう。当時はICカードなどまだ無く、クレジットカードだって今のようにかざして決済できるなんてことは誰も想像していなかっただろう。
人間型ロボットなどまだ夢の又夢であり、アシモのような自立型ロボットなど考えられなく、ペッパー君などは想像もしていなかったはずだ。
自走型ロボットはすでに工場などでは普通に使用されている。それはすでにAIと連動させ、より高度化に突き進んでいる。
キャッシュレスの潮流はすぐ近くまで来ていると考えられる。
さて、いろいろな思考実験をかねてドキュメントを作成している。
編集可能なワード文書なので参考にしてほしい。ただし、いろいろな記事を作成者の承諾なしで掲載している。著作権のことを考えると取り扱いには注意が必要になる。そのため、パスワードを設定しているので、興味にある方は、メール(ysnakano nss.watoson.jp)の問い合わせしてほしい。
ドキュメントはこちら→キャッシュレス社会のもたらすもの
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