時給「1000円ぽっち」払えない企業は潰れていい

時給「1000円ぽっち」払えない企業は潰れていい

と言う記事を見た。

https://toyokeizai.net/articles/-/289988

「デービッド・アトキンソン」さんの講演を聴いたことがある。非常にシンプルな論であり、「GDP=人数×所得」と言う単純な図式で現状の課題と対策を説明しており、そのわかりやすさに惹かれる。

 

記事の中の「日本経済の構造的な問題の根幹は、給料が安すぎることです。そして、その裏にあるのが、日本では社員20人未満のミクロ企業で働く労働人口の比率が、途上国並みに高いという事実です。これに尽きます。」については、そもそも、下請けに対してまともな支払いをしない大企業にも問題があり、単純には賛成できないところもある。

 

それでも「1000円の最低賃金すらも払えないほど才能のない、存続する意義の乏しい企業の経営者が「社長」と名乗り続けるために、不適切に安い賃金で「労働者をこき使わせてください」と政府に訴えているにすぎないのです。」はその通りだと感じる。その解決策として、小さいところを統合しなさいと言う論には納得できることもある。

 

日本の良さは「ミクロな企業がたくさんあって多様性に富むのが良いところ」という論は、結局はやりたくない理由を言っているにしか過ぎない。

 

もっとも、私自身は、ミクロどころかもっと小さいひとり企業なのであまり偉そうなことは言えないのだが。

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