「夢」を語れない経営者のリーダーシップは認めない

ここ数年。いろいろな機会で経営者と話をすることが多くなってきている。
コンサルタントという立場ではないので、あまり突っ込んだだことは聞けていないが、ぐっと引きつける経営者には共通点がある。

「わたしはこういう世界をつくってい行きたいんだ」という意識と、具体的に何をするのかのロードマップがひけていることだ。

当然、中小企業を始め多くの企業は潤沢な経営資源があるわけではないのでやっていることは「しょぼい」こともある。それでもできるところから始めたとしても未来を見据えている。

https://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/2368/
「私には夢がある」(1963年)マーティン・ルーサー・キング・ジュニア

は有名なので、皆が知っているところだろう。
和文では、以下のように示されている。

私には夢がある。
それは、いつの日か、この国が立ち上がり、「すべての人間は平等に作られているということは、自明の真実であると考える」というこの国の信条を、真の意味で実現させるという夢である。

私には夢がある。
それは、いつの日か、ジョージア州の赤土の丘で、かつての奴隷の息子たちとかつての奴隷所有者の息子たちが、兄弟として同じテーブルにつくという夢である。

・・・

私には夢がある。それは、邪悪な人種差別主義者たちのいる、州権優位や連邦法実施拒否を主張する州知事のいるアラバマ州でさえも、いつの日か、そのアラバマでさえ、黒人の少年少女が白人の少年少女と兄弟姉妹として手をつなげるようになるという夢である。

具体的なイメージを作り上げることがリーダーシップの必須条件だろう。

会社の戦略は何ですかの問いに「業績」を口にする経営者にリーダーシップは認められない。

と強く感じた一年だった。
(今年を振り返りながら 20191014)

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