AI技術の応用先としての人事分野

皮膚から出る微量ガス映し出す装置開発 東京医科歯科大
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191225/k10012227811000.html

をみて、あらぬことをいろいろ考えた。

以前「eHRM研究会」という名目で、ITを活用した人事制度について議論を重ねたことがある。当時のテーマの一つは、「報酬のポータビリティ」だった。(と思う)

報酬自体をポイント制にして、他のサービスとの代替や転職時での移行などもテーマにあった。HRテックなどという言葉が出てくる前だ。

さて、2019年を振り返ると。人事とIT、AIとの関連性に関していくつか記事があり、HRテックなども未来あるいは先進的な企業だけの話とは言えない状況になってきている。

現実的なAIの活用範囲としては、以下が製品としてすでにあるようだ。
①退職リスクが高まった社員の上司にアラートが発せられる
②人手を要していた採用時の書類選考にAIを活用する
③ウエアラブルのセンサで個々の社員の活性度も測定

ご存じ②はリクナビ問題に結びつく。その他はヒトの働き方を監視し、問題があれば教えてくれるということだろう。

私自身は、会社の役割は個々人の働きやすい環境を作り、その能力を発揮できる手助けをすることだと思っている。その結果、安定した業績の確立が望ましい。その反面、報酬をどうするかは悩ましい。従来の評価結果からの報酬という道筋は、結局のところ評価者に信頼が置けないので使い物にならないと思っている。

上記のように、センサーとAIをつなぐことでいろいろなことが想定できる。

(1)腕時計型センサー
皮膚から出るガスを分析することで、健康状態を監視できれば、疲れによる事故を防ぐことができるかもしれない。飲酒運転の防止にもつなげられるだろう。
(2)スマートグラス
車に搭載するドライブレコーダーのように、その人の目にするものを記録することで、生産性を計測できるかもしれない。また、ワークフローを表示することで、作業間の連携がうまくゆくかもしれない。間違った作業の防止にもつながるだろう。

当然プライバシーの問題などもある。技術的にはまだできていないことまある。しかし可能だろう。

という妄想に取りつかれた。

さて、上記のことをいろいろ考える材料として記事のクリップを用意した。

人事、AI、スマートグラス

興味のある方は連絡を。

2019/12/27

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