本棚を歩く:テクノロジー経営の教科書
■ハーバードビジネスレビュー テクノロジー経営の教科書
2019年に発刊された論文集である。
取り上げているテクノロジーと対応する方立は下記の通りである。
第1章 AIを業務に行かす法
第2章 AIとスタイリストの融合で顧客体験を変えた
第3章 アルゴリズムを最大限に活用する法
第4章 「アレクサ」時代のマーケティング
第5章 AR戦略:拡張現実の並外れた可能性
第6章 ドローン・エコノミー:データ取得の革命がビジネスを変える
第7章 ブロックチェーンと企業戦略
第8章 3Dプリンティングの進化がものづくりの常識を覆す
第9章 コラボーレティブ・インテリジェンス:人間とAIの理想的な関係
第10章 あなたの上司がロボットに代わったら
第11章 ハブ・エコノミー:少数のデジタル企業が世界を牛耳る時代
「本書は、最先端のテクノロジーがビジネスにどのような影響を及ぼすかについて、超一流の学者や識者、経営者たちが分析した論文を集めています。」と始まり、「ビジネススクールの教材としても使われている」と自画自賛するが、そこまでの書籍ではない。
論文かと言われれば、何かの仮説検証でもないので、単に自分に都合の良い事例や論証を集めているに過ぎない。そこで取り上げる事象2019年、すでに5年もたっており、ロボティクスやAIなどは想像を超える進化を遂げている。アレクサやSirなども、そのビジネスモデルを変えようとしているだろう。
当時の成功モデルが今もそうであるかなど誰にも分からない。
エッセイ集としてみる方が良い。
それでも、テクノロジーをビジネスの中でどう捉えるのかの考え方は役に立つ。
事例にしても、失敗事例も成功事例もネット上で探すことも容易になっている。試しにGeminiを使ってみると良い。
これからの企業が安定性と成長を志向するならば、市場に対峙するにしろ他社との強豪に打ち勝つことを命題にするにしろ「テクノロジー」は無視できない。その動向に目を向けることは必須である。
○RAGは「幻滅期」突入、AIエージェントは「過度な期待」 Gartner、ハイプサイクルレポートを発表
2025年08月12日
GartnerはクラウドとAIに関する新たなハイプサイクルレポートを発表した。AIの進展、クラウドの進化、システムのマイグレーションを中心に、注目テクノロジーが分析されている。
ガートナージャパン(以下、Gartner)は2025年8月5日、「日本におけるクラウドとAIのハイプ・サイクル:2025年」を発表した。同レポートはクラウドとAIを中核とする34の注目テクノロジーを、AIと産業構造の変革、クラウドの進化、既存システムからのマイグレーションという3つの視点で分析している。
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/2508/12/news051.html
参照
https://www.gartner.co.jp/ja/research/methodologies/gartner-hype-cycle
https://www.gartner.co.jp/ja/newsroom/press-releases/pr-20250805-cloudai-hc
今どのようなテクノロジーに目を向けるべきか、それはどのような視点で整理すべきかの指針という意味では良書である。
2025/08/24