世間に転がる意味不明:侮れない変態的行動(未来のことなど誰も分からない)
■気になるニュース
○吉野家「ダチョウ肉丼」の裏で見逃される重要展開
同時に「スキンケア商品」も発売…訴求力はある?
2024/08/30
吉野家といえば「うまい・やすい・はやい」を思い浮かべるひとが多いだろう。それがなんと「うまい・やすい・はやい・健康・美容」に昇華させようとしているとは。
https://toyokeizai.net/articles/-/819264
吉野家が「ダチョウ肉丼」を出したことはニュースで見聞きし、その値段にびっくりしたことも覚えている。当初はへーと思っていただけなのだが上記の記事を見て、少し考え込んでしまった。
「その場にとどまるためには全力で走り続けなければならない」とは進化論で引用される赤の女王仮説の一節である。
かつて狂牛病の騒ぎがあったときには牛肉が調達できず四苦八苦していたことは彼らのトラウマなのかもしれない。そうでなくとも、ライバルがひしめく業界になってしまった異常、改革は避けられないテーマなのだろう。
単に「ダチョウ」という言葉だけに反応していた自分を反省。
■安住の地
もっとも、「昨日までと同じ事を今日続けていても明日を迎えられる保証はない」ことは明らかであり、CDの普及とともに「針のナガオカ」が業態を変え、企業規模も縮小せざるを得なかったコトはまだ記憶している。
今ある事業にしがみつく恐ろしさも、ゼロックスとパロアルト研究所、アップルの対応などの事例や、デジタル化が進む中でのコダックの衰退など事例は多いだろう。
日本の企業では、サントリーの健康食品や富士フイルムの衣料への進出など変身を試みる多くの企業が見て取れる。
○KDDIとローソンが描く”未来のコンビニ”の姿
2024/09/21
三菱商事、KDDI、ローソンの3社が「未来のコンビニ」への変革に向けた取り組みを2024年9月18日に発表した。提携の核心は「Real×Tech Convenience」という新コンセプト。実店舗(リアル)とテクノロジーを融合させ、人手不足や食品ロスなどの課題解決を目指すとともに、顧客に新しい体験を提供することを目的としている。
https://toyokeizai.net/articles/-/828721
この地に安住の場は無い。
こうした思いが欠落している企業には明日はなのかもしれない。
経営者の受難は続く。
2024/09/24