戦略人事・未来の働き方


■混乱を招く一方的な生殺与奪件の行使

○ヤマト運輸、パート社員の「契約終了」方針を撤回し謝罪 茨城、神奈川、静岡で労働組合が確認 2023年10月26日
ヤマトは6月、ドライバー不足に伴う物流危機「2024年問題」への対応策で日本郵政と提携し、メール便などの配達業務の委託を発表。
一部の配達事業を日本郵政に委託することを巡り、ヤマト運輸がメール便の業務に携わるパート社員に通知していた「契約終了」との方針を撤回し、謝罪していることが分かった。
ヤマト運輸広報は「会社としてうまく説明できていないまま認識の食い違いが起こっていた。方針を途中で変えたわけではない」と話している。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/286177

■多様な働き方
自分の時間の使い方は自分が主体として決定することが自然であることが望ましい。当然、収入がそれに応じて減少することは仕方ないかもしれないが。しかし、不安定であることは望ましくない。企業が突然生命線を立つようなことがないようなセーフィティネットは必要であろう。
しかしそれはまだ先になりそうである。(上位記事など」参照)
それでも、どんな仕事をするのかについて、企業に拘束されることを前提とした正社員だけでは経済も硬直化してゆく。正社員以外(パート、アルバイト、フリーランス、季節労働者など)が自由な契約(それが、個人事業主であろうと雇用契約であろうと)で働く人々が普通である世界を夢想してみたい。

■サラリーマンが普通ではない世界
(2050年の働き方のシナリオ)
2053年3月末。来週から新プロジェクトに参加する。今回のパートナー企業はA社で、5年前にも契約したことがある。現在、「パートナーマッチングシステム」というクラウドシステムに、個人は、細かい業務履歴を登録し、企業側は募集する事業あるいはプロジェクトの登録をする。
個人は、それが例えばスーパーのレジ打ちであろうと経験した業務について経験年数、他者評価、責任と権限、業務特性、現在の契約内容を登録する。企業側は、依頼内容、契約期間、難易度、付与する権限と責任、報酬体系を登録する。マッチングはAIを元にシステム側が行ない、相互に直接接触したときのトラブルを避けるようになっている。
個人は、契約期間を指定できるが、その半期分は勤務しなければならない。また、離職する場合には適切な引き継ぎ事項を義務づけられる。企業側は、契約期間を満たないで解約する場合には、代替の勤務先を提供しなければならない。

■その他諸々のこと
戦略人事を考えて行く規範として資料を作成した。
これを基に色々考えてゆく。


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