秋田経営品質賞

秋田経営品質賞の授賞式に行ってきた。
今年は、審査員を担っていたために、その縁で呼ばれた。

無事に授賞式も行われた。
これはその時の記事。

経営を強くする戦略人事

知人のコンサルタントが下記の書籍を上梓した。

彼らは人材マネジメントを専門分野にしているのでいわゆる人事部向けの書籍になっている。
ただし、単なる観念論や一般的なべき論ではなく、具体的な公道レベルの話が中心になっている。
教科書というよりはトレーニングツールとして使ってもよい内容になっている。

著者たちの問題意識がそのまま反映されている気がする。
巷の、結局は使えない書籍に比べるとかなり実用的になっている。

一方で、理想論的なアプローチではあるが、すべての企業や人材マネジメントに係る人が実践できるかと言えば「YES」と答えられない。読む側が問題意識をもって自社に適用することを実践するしかない。

各会社で、経営資源としtの人材をどう戦略上に位置付けるかを悩んでいる人にはぜひ読んでほしい。
すべてを適用する必要はない。
興味のある部分だけを読んでみてもよいだろう。

ただし、読むだけで終わらせないでほしい。
実践してほしい。

できれば、著者にフィードバックしてもらえると彼らも書いたかいがあるのではないか。
連絡先が分からないのであれば公開質問をしてはどうか。

久しぶりにしっかりした本に出合った。

社員幸福度 Employee Happiness 社員を幸せにしたら10年連続黒字になりました

■ JQAAセミナー

昨日、JQAAのセミナーが開催された。
表題は「「社員のEH(Employee Happiness)を高める組織活性化活動」~社員幸福度が上がれば行動と成果が変わる~」

日本経営品質賞の活動にかかわっている人なら、ピアズという会社の名前は聞いたことがあるはず。
その、会社を担う吉井さんの講演だ。

非常に面白い話で興味深いが、「それじゃあ、うちの会社でも」といって気軽にできそうもないことのオンパレード。
「赤ちゃんを伴って出社を認める」なんてのは、ケースとしては面白いが、自分の知っている会社の範疇ではまずできない。
そんなことはないというなら「やってみな」と言いたい。口だけならだれでもいえる。

内容が濃く、会社とは何かを考えさせられる意義のあるセミナーだった。

「社員幸福度 Employee Happiness 社員を幸せにしたら10年連続黒字になりました」
という本を上梓しているので、多少はその雰囲気を知ることができるが、やはり吉井さんの話を聞いてもらいたい。

興味のある人は、吉井さんに連絡を取ってみるとよい。
いくらでも話をしてくれると思う。

■ EHとES

『社員幸福度 Employee Happiness』というのはピアズの独特の言葉なのかもしれないが、考え方は実にシンプルだ。
もともと、『社員満足度 Employee Satisfaction』は間違ったと考えている。
”Satisfaction”は言ってしまえば、「約束が守られているか」と単純に考えるべきであり、満点を目指すべきもので客観的に評価できないと困る。

わかりやすい例でいえば、「給料の遅配はないか」「残業代は正しく支払われているか」が満たされることがSatisfactionだろう。
顧客との関係でいえば、QCDが守られているかなどが要素となる。

これに対して、「仕事にやりがいを感じますか」に代表される意識調査はSatisfactionとは一線を画す。
こうした情緒的な質問は、回答者の置かれている環境(仕事の忙しさや、お客様対応のストレス、上司や部下との関係性など)で大きく変わってくる。環境変化に左右される事柄だ。

こうした調査項目をESと称して含めていることに違和感があったのだが、今回の講演を聞いて、ESとEHはやはり分けて考えるべきものだろうと感じる。

ES調査は、組織が従業員に訳した機能面を調べるべきもので、EHは、社員の働き具合を左右する環境に着目して調査すべきだと思う。
前者は、経営資源の取り扱うメカニズムを、後者はどんな働き方をしてもらいたいのかの環境を含めたモデルがベースとなる。

アプローチは全く異なるということに気が付かされた。

■ ESで見るべき機能面

なぜES調査をするのかといえば、組織が期待した成果を創出するために作っているメカニズムが正確に機能しているかの確認になる。
したがって、調査項目は、具体的な行動や状態を対象としなければならない。
もっとも、どうしても情緒的な聞き方を避けることができないことは事実だ。
しかし、聞く対象は具体的である必要がある。
カテゴリーとしては以下があげられる。

(1)HRMの制度に係る事項
成果を創出する中核となる経営資源がヒトであるならば、それを管理するメカニズムが正常に機能しているかを確認する。
現場にニーズに合った採用・調達の妥当性。教育やフォロー、配置、評価、報酬、キャリアアップなどの話題になる。
自社の施策の重点項目を確認する必要がある。

(2)権限と責任
ヒトを束ねる組織には一定の階層構造があり石決定のメカニズムがある。
権限の付与、意思決定のプロセスが意図通りに行われているかがポイントとなる。
また、上位者の意図が階層に確実に伝わっているのかもキーとなる。

(3)コミュニケーション・意思疎通
成果を出し続ける組織として円滑に活動が行われているかを左右することにコミュニケーションがある。
制度として会議体があるかどうかなどを聞いてもあまり意味はない。
この分野は情緒的な聞き方にならざるを得ない。
ただし、聞き方としては「上司は部下の疑問に答えるために時間を割いているか」など具体的な場面を想定した方が良い。
上下関係、同僚、他部署など社内での意思疎通をするルートをカバーすること。

(4)報酬・福利厚生
行った活動の評価や報酬制度、福利厚生などが制度としてあるなら、実際の活動、利用の有無などを行われているかを確認する。
有給休暇などを取得しているかどうかなども明確に答えられるはずである。

(5)コンプライアンス
企業の存続を危うくするリスクについて、実際の発生状況を確認することが望ましい。
セクハラ、パワハラ、情報セキュリティなど多岐にわたる。
何がリスク化を教育を受けているか、意識した行動をしているか、事故が起きているかなどが関心の対象となる。

■ EHで見るべき機能面

ES調査の結果との相関を見る対象としてEHの調査を考えることができる。
一般的に、モチベーションの3要素として、ふさわしい仕事/ふさわしい環境/ふさわしい報酬が言われる。
「ふさわしい仕事」には、単純に仕事の内容だけではなく、仕事を選べる環境や仕事の意義を話し合える環境、社会からの評価なども含まれる。
「ふさわしい環境」は、単純にオフィス環境だけでなく、決定権限など環境を自分で管理できる範囲などもある。
「ふさわしい報酬」は金銭的なことだけではない。他者からの賛辞、仕事を選ぶ権利、いろいろなものがある。
社員の家族も含めて考えることも必要であろう。
また、退職したいという人へのフォローなどもここに含めてもよい。

■ 調査の仕方について

ES調査、EH調査と明確に分ける必要はないかもしれない。
調査の目的を明確にすること。また、回答結果の特性(定性/定量の度合いなど)をしっかり意識しておけばよい。

秋田県立美術館

先日、秋田に用件があり、空いた時間で秋田県立美術館に訪れた。

○ 美術館

現在開館している秋田県立美術館は安藤忠雄氏の設計によるもので、コルビジェが設計した国立西洋美術館を彷彿させる美しさがある。

今は閉館しているが、千秋公園入口に旧の県立美術館も美しさがある。

美術館を見るだけでも訪れる価値がある。

○ 藤田嗣治

常設として藤田嗣治の作品が展示されている。
残念ながら、展示すぺーるは広大とはいいがたく、数十点に展示にとどまっている。
今回の展示は、藤田が昭和11年に日本に戻る前の南米を旅行した時の絵になる。

人物画が主体となる。
藤田といえば、パリで活躍し、裸婦や猫など。真珠を思わせる色使い筆遣いが有名だが、今回は南米独特の赤色が前面に出ている。
藤田の作品などはテレビの紹介記事で数点を見るだけであまり知識はない。
こうして、まとまって絵を見る機会はないので、秋田に立ち寄った人にはぜひ来てもらいたい。

芸術とは何かと考えさせられる作品群だ。

多くは人物像であった。書かれている人物の目は力があり、絵からは熱気や物憂げな空気感などを感じる。
写実的ではないのに、リアルに感じるのはなぜだろう。

先日、ホキ美術館で写実的な絵画ということで様々な絵を見る機会があり、その中には女性像なども数多くあった。
いずれも、感動するような精緻さで驚いたが、藤田の絵のような息吹は感じられなかった。
写実的に書くということとリアルというのが別物なのだ。

写真であれ、絵画であれ一瞬を切り取るものであり、それを切り取る意思が作品には表れるのだと思う。
藤田の絵からは、きっと人が好きなんだろうなという印象を受ける。

○ 夜と美術

企画展としては「夜と美術」として、現代画家の作品が展示されている。
「夜」をどうとらえるのかで作風がいろいろ違っていて面白い。
単純に「死」を暗示させる不吉な絵、「死と再生」のメッセージ。
「静寂」ととらえる日本風の作品
作者がどうとらえるのかの多様性を見ることができる。

○ カフェ
正面に、旧秋田県立微絨感が見える。
目の前は水をたたえたプールがあり、緑と空を映し出している。
これ自体が絵のようであり、のんびりを眺めているだけで満たされる。
贅沢な時間を味わえる。

2018年5月22日

はだかの起源(第1章まで)

はだかの起源(第1章まで)

私は日本アイアイファンドの理事をしている。(たぶん)
最も名目上なだけで、単に応援をしているに過ぎない。

その代表の島泰三先生から、「はだかの起源」(講談社学術文庫)が送られてきた。

新書版の「はだかの起源」は2004年気楽舎から刊行されており、島先生の真理に対するあくなき探求心を見せられた一書として驚かされた記憶がある。
この書籍が、学術的に再評価され文庫本になったことはうれしい。

先生の探求のアプローチは観察やデータに基づく事実を丹念に積み上げたものであり、経営マネジメントに係るものとしてもその姿勢を見習いたい。

本書は表題に「不適格者は生きのびる」と副題にあるように、毛皮を失うことが合理的であるはずはないという文脈で様々なことが語られる。

私自身は「進化論」は懐疑的だ。
生命が高々数十年という時間で死んでゆく運命の中で、形質を変えてゆくということがやはり実感できないからだ。マウスの実験を繰り返して進化しマウスができたかというとそんな話を聞いたことがない。

それでも「強いものが生き残るのではない。環境に適応したものだけが生き残る。」は説得力がある。
しかし、もしそうなら、「毛皮という完ぺきな防護服」を捨て去る理由は環境適応だったのか。
それは本書を読んでみてもらいたい。

「第一章 ヒトの裸の皮膚は自然淘汰で生じたはずはない」で始まる本書は経営者にとっても刺激的な本になるだろう。

「変革」という言葉がある。変わってゆくことが必然だとしてもそのやり方はいろいろある。
環境に適応できなくても戦う術はある。

RPAの威力(はじめにめにから第2章まで)

RPAの威力(はじめにめにから第2章まで)

■ハードウエアではなくソフトウエア

先日、聞きなれない言葉を見た。
Robotic Process Automation
RPAである。

どんな事例があるのかは、ネットの情報ではよくわからないので、最も新しい書籍を購入した。

言葉の印象から、ファクトリーオートメーションの一種かと思っていたら違っていた。

「PRAは、人間がパソコンで行っていた手作業を自動で実行するソフトウエアロボット」
という記載で始まるこの本は、最初から驚かされる。

ハードウエアのことではなくソフトウエアのことのようである。

また、その対象はというと想像していたものと違う。
下記の文章がそれを表している。

「RPAは、ホワイトカラーの仕事の生産性を革新的に高める技術であり、かつ、それらの技術を利用した業務改革手法である」

したがって、対象はブルーカラーではなくホワイトカラーである。
ホワイトカラーの仕事である知的作業に集中できるようにサポートするのがRPAになる。

■単なるオペレーションを自動化する

RPAの適用例として以下が挙げられている。

  • 販売処理、経理処理などの事務処理作業
  • 商品登録、在庫連携などのバック処理
  • 競合他社の動向、商品などのWeb調査
  • 社内複数システムにまたがる情報の収集・分析資料作成

さて、これはだれがやっているのだろう。
もし、本来は創造性の高い仕事をすべき人がやっているとしたら、組織全体の生産性が上がるはずはない。
実際、企業が人を減らし残業時間も減らしているとしたら、本来はこうしたオペレーショナルな部分は自動化しないといけない。
これを、ホワイトカラーにやらせていたら生産性が下がるだけではない。現場も疲弊する。
昨今の働き方改革で議論の抜け落ちている部分ではないだろうか。

一方で、これは働く人により「創造性」を求めるものであり、考えることが苦手な人たちにとっては脅威となる。
どんなデータを収集すべきかの判断、収集したデータを読み解く技術が必要になる。
漫然とした仕事人間のいる場所がなくなるという恐怖がある。

■実装は難しくない

具体的なツールはまだ調べていないが、こうしたオペレーションの自動化は昔からやっている。
考えてみたら、マクロでいろいろな自動化をする個別のパーツはそろっている。
後はそれを場に応じて組み合わせるかなのだと思う。

ロボットの世界でも、産業用ロボットに対して協働ロボットというカテゴリーがあり、そこではティーチングにより反復作業を学習させるというアプローチがある。
ソフトウエアでも、
・個別ツールへのログイン/ログアウトを自動化させる
・ファイル操作、編集、定型作業や集計を行う
・おわったらマネージャーに報告する
という、人間と同じ作業をさせることは可能であろう。

基幹システムをこれで行おうとすると大変だが、個別業務に適用させることはできそうな気がする。
意外と浸透は早いかもしれない。

■格差はもっと広がるかもしれない

創造的な業務に使う時間が一番大切だというのに、「残業を減らせ」という大号令のもと、手っ取り早く「創造的な時間を減らして日常業務の作業時間を確保している実態」は間違っている

と著書の中で述べられているように、至極全うだろう。
正論ではあるものの、誰もが「創造的な仕事」をできるわけではない。
創造的な仕事を求めるのであれば、それに対する動機付け、仕事をするための能力開発と環境、それにふさわしい報酬体系を整備しなければならない。
そうしないと、結局はできる人とできない人の格差が広がるだけになる。
優秀でなければ仕事を任せられないということであれば、そうしたリスクに対してどうするのかを考えておく必要がある。

■知りたい事

さて、まずは第2章まで読んでみた。
実際の事例を見てゆくとともに、実装のための情報も整理してゆきたい

2018年5月17日

できない理由はない

マツキヨとアマゾンのビジネスモデルの差はどこにあるのだろう

アマゾンで剃刀の刃を購入した。

■きっけは

電動の髭剃りは使っていない。
今の製品はよいものもあるので問題はないと思うのだが、どうしても肌への負担などを考えると剃刀でのひげの処理になる。
メーカーも、結局は好みもあるのだがジレットに限定している。

さて、髭剃りの替え刃などはどれも同じかというとそんなことはない。
メーカーも新しい製品を出している。
ずいぶん前に刃が複数枚になっており、最新のものでは5枚刃のものもある。
アタッチメントも電動のものなどがある。
さて、困るのが刃の種類によってはアタッチメントが変わることだ。
逆の言い方をすれば、アタッチメントに合わせて替え刃を調達しないといけない。

私の使っているアタッチメントは2世代前ぐらいのもので、それに合わせて替え刃を調達しなければいけない。
近くのマツキヨを数件見て回ったのだが、「無い!」
新しいシリーズの替え刃しかない。
どうもアタッチメントの形状が違いようで、もし違っていると無駄になる。
開けて見せてくれとも言えないので困ったものだ。

実は、私の使っている替え刃探しは今回が初めてではない。
数年前も、探し回って複数個調達した。
今回は、何軒回ってもないので、新しいアタッチメントに切り替えかなと覚悟していた。

ふと思いついたのが「アマゾン」
もしやと思って検索したら「あった」
ということで、さっそく注文。その日のうちに配送された。
最もプライム会員だったからだが。

■バリュープロポジション

上記のことがあり、考え込んでしまった。

バリュープロポジションという言葉があり、自社のビジネスモデルを考えるための指針の一つだ。
主に以下の区分で、自社の優位性を整理することになる。

製品リーダーシップ (プロダクト・リーダーシップ)
業務の卓越性 (オペレーショナル・エクセレンス)
緊密な顧客との関係性 (カスタマー・インティマシー)

アマゾンと、マツキヨについて少し当てはめてみよう

●製品リーダーシップ
製品はモノ作りだけでなく、サービス提供の仕方などもう少し幅広くとらえる必要がある。
他社に秀でたサービスの提供ができるかがポイントとになる。
アマゾンもマツキヨも多種の製品を提供できるビジネスモデルを核にしていることからいずれもこの面での優位性を保っている。
いずれも独自性がある。
ドラッグストアの形態もかつての医薬品から生活関連製品に幅が広がっており、徐々にコンビニとの差異をなくしてきている。
スピード感を持った業態変化を行っているといえる。
アマゾンに目を向けると、あらゆる製品を提供できること、その日のうちに配達できることなどが大きな特徴になる。
今回の、実店舗にないものはアマゾンで手に入るということは、他社に比べて高いサービス提供になりうる。
マツキヨ < アマゾン
といったところか

●業務の卓越性
「競争力のある品質と選択性を優位な価格で提供」が勝ちパターンになる。
仮に「ネットでの販売」を視野に入れないとしたら、まさしくマツキヨの卓越性は、お客様が必要としているものを安く提供できるというのは強みになるだろう。
ドンキホーテやホームセンターなどもこの範疇になるかもしれない。
スケールメリットが生きる。
ネット販売を中核としているアマゾンの業務の卓越性はロジスティックになるだろう。
アマゾンで購入する理由は、実店舗では手に入らない商品の購入か可能であることと、一定の時間内で手に入る事があげられる。
比較はできないが、両社とも業務の卓越性が認められる。

●緊密な顧客との関係性
ネット販売を行っているアマゾンに、対面での顧客関係性は想像しにくいが、下記の特徴がある。
・顧客の購買行動、参照履歴から「おすすめ」を提案する。これは実店舗の店員が相談に乗ることとあまり変わらない
・苦情があれば、これに対応するメカニズムがある。届いた製品に不満があれば無条件で変えてくれるとの話もある
マツキヨは実店舗であり、商品を取りながら説明を求めることができる。これはアマゾンのようにリアルタイムでの顧客対応ができないところに対しての優位性になる。
実店舗では、店員の顧客対応力が問題となる。
ただし、これはマツキヨだけの問題ではない。
ネットを利用するものに対してはアマゾンが、ネットを利用しない一般の買い物客にとっては実店舗を持つマツキヨに優位性がある。

■ マツキヨのライバルはアマゾンになりうる

バリュープロポジションは、自社の業務特性やビジネスモデル、優位性などを確認し優位性を測るには有効だといえる。
一方で、必ずしもどれか一つを選ぶというよりは、それぞれの視点から自社の戦略を評価するべきだろう。
プロダクトもオペレーションもカスタマーもおろそかにしてよいという話ではない。

ライバルとなるものとの比較もよい。
ただし、見かけ上のことに惑わされてはいけないだろう。
顧客は目的が果たせれば何でもよい。
買いたいものがあればアマゾンで。何を買おうか迷う場合には実店舗に行くことになる。

いろいろ比較してみるのも面白い。

特記事項:現在、整理用のツールを整備中。

モニターの選び方:解像度は3;4か9:16か

この春先に、いろいろあって、デスクトップの環境から、ノート+27インチモニターの環境に切り替えた。

ついでに、Officeも最新版に切り替えた。

新しいパワポで新しいスライドを作ろうとしたら、妙に横長のデザインになった。
なんとも違和感があるのと同時に、そういえば、客先からもらった資料も横長だったことを思い出した。

何だろうと不思議に思って、メニューを眺めていると「スライドのサイズ」という文字が目に入った。
クリックすると標準(4:3)とワイド画面(16:9)を選択できるようになっている。

そうか!そういえば画面解像度は1920×1080で16:9だ。
結局テレビと一緒か。

印刷ではなくモニターで写せるサイズに最適化していたのかと納得。
あらためて、解像度を考えてみる。

今時こんな区分をしているかわからないのだが、

VGA 640×480
SVGA 800×600
XVGA 1024×768
WXVGA 1280×800

というのが一般的で、WXGA以外は4:3の比率になっている。
この比率が崩れだしたのは、おそらくWXGA以降のことなのだろう。

さて、モニターの購入にあたっては、
・適当な価格に収まっていること(5万円以内が望ましい)
・大きすぎず小さすぎないこと(今所有の21インチ以上、机におけること30インチ以内)
で、結局は、冒頭の機種になった。

さて、もう一つ注しなければいけないことは解像度。

27インチ 1092×1080
31.5インチ 2560×1440
42.5インチ 3840インチ×2160インチ

いずれも、9:16になっている。
私のように、ノートと接続して主モニターとして使うのであれば、解像度を合わせておかないと使い勝手が悪い。

そうだ、ノートパソコンに移行しよう

従来、ショップブランドのホワイトボックスを使用していたが、いろいろ思うこともあり、環境を大きく変更した。

今は[27インチモニター]+[ThinkPad X1 Carbon]です。

パソコンが壊れたという人の参考になれば・・・

■ 起動時間が遅くなってきた

私の場合は「壊れた」わけではないのだが、電源を入れると起動時間が長い。
これまで使っていたパソコンはすでに6,7年経過している。
Windows7が出始めのころだろう。
オフィス製品もバージョンは2010だ。
これもアップグレード版だったような気がする。
さすがにホワイトボックス。最初に余計なソフトを入れていないせいか安定して使えていた。
とはいえ、いろいろ問題も出てきている。
当然のことだが、レジストリーにいろいろたまっており、起動に時間がかかるようになってきた。
さらに、Windowsアップデートと称して、何やらいろいろやっているようでいきなりシャットダウンができなくなったりする。
そろそろ潮時かなと思い始めていた。

■ 同じ環境を再構築するのは躊躇する

とはいえ、もう一度パソコンを買い変えるには躊躇する。
金額ではなく、場所の問題だ。
現在、ミニタワーが2台、19インチと21インチのモニターが一台ずつ。
結構場所もふさいでいる。
もう少しコンパクトにできないか。

■ そうだ、ノートパソコンに移行しよう

知り合いのところでの作業環境を見ていたら、「ノートパソコン」+「大型モニター」で仕事をしていた。
なるほど、こんな使い方もあるのかと感心。
とはいえ、DELLやHPましてやFujitsuのノートパソコンは、余計なソフトがいろいろ入っていてすぐに遅くなることを見ているので論外。候補は長年使い続けているThinkPad。
とはいえ、ThinkPadのX270はいいんだけれど重いなーと思っていたのだが・・・
自由業の特権だろう。思いついて、ThinkPadのX1Carbonを衝動買いしてしまった。

ハードディスクではなくSSDなので、「軽い!」
この一点で衝動買い。

これに、大きめのモニターをつないで、2画面構成での使用が可能になるので今までと同じになると踏んでの決断だ。
X1CarbonのインタフェースはHDMIなので、これに合わせたモニターを選択。
問題は、大きさ。
現在使っているモニターは21インチで、さすがにこれだけだと貧弱と言わざるを得ない。
というわけで、今の趨勢を見ようとアマゾンで「モニター」を検索。

■ モニターの値段にびっくり

検索して驚いた。
27インチが2万円を切る値段。
かつて、モニターの値段が10万円近くしていたことを考えると「使い捨て感覚」になる。
解像度は、X1Carbonに合わせて1920×1080(9:16)のものになる。
結局下記を購入した。

LG モニター ディスプレイ 27MP38VQ-B 27インチ

■ 予期せぬ事柄

(モニターがでかい)
モニターは、27インチを第一画面にして、X1Carbonは第2画面になるように設定。
さすが27インチはでかい。
第2画面を使うことはほとんどない。
左右にでかいので、首がつかれる。

(シャットダウンをしない)
今までは、その日の終わりにシャットダウンしていたが、今は「パタン」と閉じるだけ。
今のところ「起動時間」はないに等しい。
さて、今後どうなるか?

(電源系がすっきり)
これを機に、電源が必要な周辺機器も整理。
バックアップ用のハードディスクを廃棄。薄型のポータブルハードディスクに切り替え。
バスパワーなので電源が不要。
結局、モニターとノートパソコン、電源を使うUSBハブになった。
すっきり。

(今のところは快適)
思った以上に快適。
さて、パソコンは使い続けてゆくうちに遅くなったりするが、今回はどうかな?

2018年5月7日 記載