民泊の混乱

下記の記事を見て、こんなトラブルもあるのかと驚いた。
遡及して法律を適用するのはアウトだろう。何やっているのやら・・・

https://diamond.jp/articles/-/173017?page=3

そういえば、「予約していたのにいつの間にかキャンセルになっていた」といった方法が流れていたような気がする。

どこかで書いたかもしれないが、私は自分の住む団地の管理組合の理事長をしていた。
理事長職というのは存外に面倒なモノで、外部内部の利害関係者が山のようにいる。
外部からは「コンプライアンス」や「法制度の改定」への対応を求められ、内部からは「なんでこれをしてくれないんだ」といった理不尽な要求の交通整理をしなければいけない。

昨年度の、一つの出来事は「民泊問題」だ。
今年から施行される「民泊」に関する法整備で、届け出を出せば事業として民泊ができるようになる。
国土交通省からは、許可するにしても許可しないにしても規定にしておくようにと通達があった。
今の団地の規定では、許可・不許可が曖昧であり、法の施行後にすでに業として民泊をしている場合には禁止できないということだ。
いってしまえば訴訟リスクが出てくる。

団地などでは、集合住宅のために予期せぬトラブルが起きやすい。
例えば、「ゴミ出しルーツの遵守」「ペットなどの取り扱い」「騒音などの問題」「水漏れ事故などへの対応」の責任と対応がはっきりしないことは望ましくない。

そのため、いったん「民泊禁止」として対応することを総会で決定し、規定の改正を行った。
それでも一抹の不安はなくせない。
当団地では、220戸ある。すでに内緒で「民泊」をしていた場合に、法律上の問題が出てくる恐れがある。新しい法律の適用前に、勝手に人を泊めている場合だ。
この団地はおそらく大丈夫だろうが、他の団地ではどうだろう。

いずれにしろ、法律を遡及して適用させるということをやめさせないと法治国家があぶない

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