マダガスカル通信 2019/1/11(1)

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島先生からメールが来ました。

 

 

アイアイファンドの皆さま、ならびに勝手に連絡している友人の皆様

12月に出発したはずの島からの連絡が年を明けてもないのは、マダガスカルに居ついたか、そこで死んだか、どっちかで、どのみち日本に不要の人物だったなあ、と思っていらっしゃるかと。

実は、マダガスカルに出発する日にメール機能が壊れ、当日遠隔操作で修理するという技術者を二人も頼んだのですが、ついに壊れたままとなりました。スマホのラインで日本とは無料通話ができたので、メールはいいやということになりました。そうすると、時間の節約になり、仕事がはかどることが分かりました。

そうこうするうちに悟ることがあり、年末年始にかけて没頭し、ようやくひと段落ついたので、マダガスカル報告をしようと。

現地は真夏。アンタナナリヴから12時間かけてアンジアマンギラーナに到着。ちょうど植林を始めた日に夕方から大雨となり、雨期入りです。これで植えた木の水の心配をせずにすむと、おおいに安心しました。

今年は私が現地にいる間に、すべての作業をすませよう、アジャさんとブルノーを動員して準備しました。短期決戦です。私立学校の校長の協力と村の協力、そして森林監視員たちもかなり働き、成果を上げることができました。

第一は植林。5ヘクタールという広さですが、一日七十人動員して、昼飯も食わせるということで、現場7時集合、午後4時解散という8時間労働体制でした。70人の食事の準備を赤ちゃんをかかえた女性ふたりが準備するのですが、まあ、よくやれるものだ、と感心しました。

写真に写っている人数は30人程度ですが、よく見ると食事係もいないので、これで半分ですね。なにしろ集まらない人たちなのです。

牛車はあの山道を一日3回往復するという難行でしたが、牛たちの強さに驚かされました。今年のアカシア苗は2年物なので、高さは2メートルになり、牛車の上で旗指物のような感じでした。

今年は2キロにおよぶ柵の修理について考えました。どうしても横木は壊されるし、熱帯では木は簡単に腐るのです。丸太を購入するのは、高価なうえに入手困難で、アンツイヒで買えば、40キロの運搬費用がたいへんです。

そこで、基地まわりの林を切って丸太を出すこと、2010年にジルベールたちMAFが植えたアカシアを切って丸太にすること、さらにアンタナナリヴの事務所隣家のハナキリンを切って、柵の間に植えて、生垣を作ること、を計画しました。隣家のフランス人は快諾。さっそく長さ1メートルのものを百本切り出し、現地に運んでこれを20センチに切り、丸太の柵の間に植えました(2メートル間隔で1キロ分)。丸太の材料は、基地まわりの立木です。写真のように20年間切らずに放置したやぶは森になっていて、ここから丸太を切り出すだけで、柵の杭を供給できました(基地の柵ぞいに小学校への道があり、そこを通る子どもたちと比べると木々の大きさが分かるのですが、手前の木は2010年に植えたものです。)。これで、ジルベール森林には手をつけずにすみました。

光方式での植林は実に効果的で、植林地の状態もよく分かります(写真の植林成果をご覧ください)。また、植林後の活着率も圧倒的で、2年目になっても成長は続いています。

今回は、植林地さえ守ることができれば、保護区南端の保全ができること、そのための柵資材、苗の供給に見通しができたこと、植林された木々は順調に生育しているので、ジルベール森林のように10年たてば種子も生産できる大きな林になること、などを確認し、ようやく見通しがついたなあ、という感じでした。

今回のもうひとつの作業、小学校との協力などについては、次の報告で。

アイアイファンド代表 島 泰三 2019年1月11日

相変わらずの活躍です。

追記
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